奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~は、奈良県置県100年を記念して平成元年に開館した「新公会堂」と、隣接する「奈良公園シルクロード交流館」を別館として一体化し、平成27年7月にリニューアルオープンいたしました。
このリニューアルに伴い、充実したコンベンション機能を、より多くの方々にご利用いただけるよう、これまでの奈良県新公会堂から「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」と名称を改めました。
天平時代の建築を彷彿させる和風寄せ棟づくり、日本瓦葺きの美しい建物は、緑豊かな奈良公園の景観と調和し、落ち着いたたたずまいを見せています。
能楽発祥の地にふさわしい、本格的な能舞台をもつ能楽ホールなどを有し、国際コンベンション施設として広くご利用をいただいております。
特に、能楽ホールは能公演だけではなく、会議や講演会などの会場としても活用されており、当施設の大きな魅力となっています。
また、四季折々の花々や鳥類などの自然に囲まれた大庭園は、イベントの参加者だけでなく、お立ち寄りの全ての方にお楽しみいただける魅力にあふれています。
今後とも、奈良にふさわしい交流の場として、伝統文化にふれあう場として、みなさま方に親しんでいただけるよう情報発信してまいります。
是非ご利用いただきますようお願い申し上げます。
エントランス階段オブジェ
旧公会堂外観
能楽の歴史
奈良倶楽部(旧公会堂2号館)建設される。
奈良倶楽部を買収し、公会堂とする。
旧公会堂1号館完成。以来、約80年間広く県民の会議室、集会所、ホールとして利用される。
旧奈良県公会堂が老朽化のため閉館される。
奈良県公会堂改築検討委員会発足
奈良県新公会堂基本設計業務完了
奈良県新公会堂実施設計業務完了
奈良県新公会堂起工式
奈良県新公会堂竣工
奈良県新公会堂落成式
奈良県新公会堂開館
「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」に名称変更
奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 別館開館
旧公会堂は、明治22年の建築で老朽化が予想以上にひどく、昭和56年から閉館となった。
県の諸行事を考えるとき、早急な建設要望が強く、県100年を気に現地改築が決定された。
改築場所は、1300年を経た歴史的風土等、多くの優れた文化遺産、自然景観に恵まれた国際文化観光都市として、年間400万人余におよぶ観光客を迎えている奈良公園に位置し、建設に当たっては、古都保存等の規制があり、公園の風致景観を重視し、伝統的な様式に従いつつ、現在の技術の粋を駆使し、未来に通じる現代文化の遺産として、格調高い公会堂を建設する。
各室概要
室 名 | 面積m² | 収容人員(最大)人 |
---|---|---|
能楽ホール (1F) | 855.1 | 500 |
会議室1・2 (1F) | 305.1 | 170 |
会議室3・4 (2F) | 305.1 | 50 |
会議室5・6 (別館) | 405.1 | 204 |
会議室7 (別館) | 69.0 | 27 |
会議室8 (別館) | 85.5 | 30 |
レセプションホール1 (2F) | 508.1 | 約500 |
レセプションホール2 (別館) | 482.2 | 250 |
特別応接室(2F) | 33.2 | 7 |
応接室(1F) | 33.2 | 7 |
小会議室1~4 (1F及び2F) | 33.2~38.9 | 12~16 |
控室A・B (2F) | 各17.1 | 7~9 |
控室C (別館) | 47.2 | 10 |
レストラン (1F) | 215.2 | 50 |
和室1~6 (1F) | 97.0 | |
駐車場 (BF) | - | 30台 |
総事業費 | 約50億円 |
工 期 | 昭和61年4月11日~昭和62年9月30日 |
構 造 |
鉄骨鉄筋コンクリート 地下1階、地上2階建て |
建 築 物 |
建築面積/4,715.85m² 延床面積/9,060.12m² 床面積/2階・2,589.78m² 1階・3,206.00m² 小計・5,795.78m² 地階・3,264.34m² 合計・9,060.12m² 屋根面積/5,400m² 最高の高さ/17.17m |
設計業者 | (株)建築研究所 アーキヴィジョン |
施工業者 | 竹中、奥村、大林建築工事共同企業体 |
工事管理 | 奈良県土木部営繕課 |
松絵・竹絵制作 (能楽ホール) |
松井牧牛 |
壁面彫刻制作 (エントランスホール) |
井上武吉 |