奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の写真

催し案内

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令和7年度 奈良金春会演能会(4月20日(日))

  • 2025年4月20日(日)
  • 午後0時半はじめ
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • チケット販売中

令和7年度 奈良金春会演能会

能「源氏供養」(げんじくよう)
 都の安居院の法印(ワキ)が供の僧(ワキツレ)を連れ、石山寺(滋賀県)に参詣する。法印の前に女(前シテ)が現れ、『源氏物語』の主人公である光源氏の供養を頼み、自分は紫式部であるとほのめかし消え失せる。そこで法印が供養すると、紫式部の霊(後シテ)が現れて布施の代わりに曲舞を舞う。紫式部が石山観音の化身であり、『源氏物語』は無常を世に知らせるために書かれたと霊は述べる。
 紫式部の霊の舞う、長大な曲舞が中心です。曲中には、『源氏物語』の巻名が巧みに詠みこまれています。
 
能「融」(とおる)
 旅の僧(ワキ)が都の六条河原院で汐汲みの老人(前シテ)と出会う。老人は、昔、融の大臣が河原院に陸奥塩竃の浦を模して庭を作り、難波浦から運んだ海水で塩焼きをし、数々の遊びをしたことを語る。さらに老人は都の名所の山々を数え、田子を担いで汐を汲むと汐煙の中に姿を消す。近くに住む男(アイ)が融の話を語り、僧は眠りにつく。月明かりの下、融の霊(後シテ)が在りし日の姿で現れる。融の霊は懐旧の思いで「早舞」を舞い、月の都に帰って行く。
 源融は政治的には不遇でしたが、風雅に生きた人物として知られます。紀貫之の歌「君まさで煙絶えにし塩竃のうらさびしくも見えわたるかな」が主題曲のように響きます。  世阿弥作。
                  
                                   解説 中司 由起子

次回予告
  6月29日(日) 能「奈良詣」金春 飛翔    能「鵜飼」金春 憲和 
  7月27日(日)    連合謡曲仕舞会
 10月19日(日) 能「小鍛治」田中 直樹    能「景清」金春 穂高

  • 番組 (PDF/1.1 MB)
  • 【販売金額】
    四枚綴回数券 20,000円
    一般一回券   7,000円
    学生一回券   3,500円 ※

    ※学生券は当館窓口でも販売いたします。学生証の提示をお願いいたします。
    また、公演当日に主催者より学生証の提示をお願いする場合がございますのでご了承願います。
  • 【問い合わせ先】
    電話:0742-33-9720(金春)
  • 【チケット販売所】
    ◎奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 電話:0742-27-2630(月曜休館)
    ◎奈良金春会 電話:0742-33-9720(金春)
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Nara for Culture ~ムジークフェストなら2025~ Japan National Orchestra & Friends

  • 2025年6月1日(日)
  • 16:30開場/17:00開演
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • チケット販売中

古都奈良を彩る音楽祭

  • 【販売金額】
    前売券 指定席 A席 3,000円 B席 2,000円
    当日券 残席がある場合に限り、会場にて販売(500円増し)
    ※未就学児童の入場はご遠慮ください。
  • 【問い合わせ先】
    Nara for Culture ~ムジークフェストなら2025~ 問い合わせ窓口
    TEL 050-3355-3077
    設置期間:~6月8日(日)
    受付時間:10:00~17:00(日祝休、ただし、5月18日、5月25日、6月1日、6月8日は無休) 
  • 【チケット販売所】
    ❶チケットぴあ  Pコード:291-131
      ①インターネット受付:https://w.pia.jp/t/musik-2025/(PC・携帯電話共通)
      ②店頭販売: セブン-イレブン店頭端末「マルチコピー機」
    ❷イープラス
      ①インターネット受付:https://eplus.jp/naramusik2025/
      ②店頭販売:ファミリーマート店頭端末
    ❸奈良春日野国際フォーラム甍 窓口販売(A席のみ)
      9:00~17:00(月曜日休/祝日の場合は翌日)

    ※❶、❷の場合、別途、所定の手数料等が必要です。
     ❸では 前売券 B席のお取り扱いはありません。前売券 A席のみの販売となります。
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【終了】チェロ 香月麗の世界 2025(令和7年2月16日(日))

  • 令和7年2月16日(日)
  • 13時15分開場 14時開演
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • チケット販売中

反田恭平プロデュース JNO Presents リサイタルシリーズ

  • チラシ (PDF/2.2 MB)
  • 【販売金額】
    全席指定 4,000円(U30 1,000円)(税込)

    ※U30 は、公演当日30歳以下の方を対象としたチケットです。
     来場時に年齢確認を行いますので必ず年齢がわかる身分証をお持ちください。

    ※未就学児童入場不可
  • 【問い合わせ先】
    Japan National Orchestra(ジャパン・ナショナル・オーケストラ): info@jno.co.jp
    JNO公式ホームページ チェロ 香月麗の世界 2025(外部リンク)
     
  • 【チケット販売所】
    Solistiade会員先行(ぴあ)    12/9(月)12:00~12/15日(日)23:59
    poco会員先行(ぴあ)      12/16(月)11:00~12/22日(日)23:59
    プレイガイド先行(イープラス)  12/19(木)11:00~12/22日(日)23:59
    一般発売             12/23(月) 10:00~

    イープラス(外部リンク)(別途所定の手数料等が必要です。)
    チケットぴあ(外部リンク)(別途所定の手数料等が必要です。)
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【終了】楽しむ能「楽」プロジェクト!奈良公演(令和6年12月20日(金))

能楽発祥の地・大和で
能楽の魅力を堪能する1日!

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【終了】新春わかくさ能(令和7年1月13日(月・祝))

  • 2025年1月13日(月・祝)
  • 12時30分開場 13時30分開演
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~
       能楽ホール
  • ご来場ありがとうございました

~能楽の魅力探訪~
  能 「高砂」八段之舞 ほか 

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【終了】令和6年度 奈良金春会演能会(10月20日(日))

  • 2024年10月20日(日)
  • 午後0時半はじめ
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • チケット販売中

令和6年度 奈良金春会演能会

能「井筒」(いづつ)
 秋の日、旅の僧(ワキ)が荒れ果てた在原寺に立ち寄り、里女(前シテ)と出会う。女は在原業平と紀有常の娘の「筒井筒」の恋物語などを語り、自分こそ有常の娘であると明かし消え失せる。里の男(アイ)から話を聞いた僧の夢に、有常の娘の霊(後シテ)が生前の美しい姿で現れる。霊は業平の形見の衣装を身につけ、恋慕の舞を舞う(序ノ舞)。やがて夜が明け、僧の夢も覚める。
 『伊勢物語』をもとにした世阿弥の作品。高安の女のもとに通う業平の身を案じた有常の娘の歌「風吹けば‥‥」や、業平の求婚の歌「筒井筒‥‥」の物語が語られます。舞台には薄の付いた井筒(井戸)の作り物が置かれ、霊が井筒をのぞきこむ場面は見どころの一つ。

能「野守」(のもり)
 諸国をめぐる山伏(ワキ)が大和国の春日の野を守る老人(前シテ)に会い、名所の池「野守の鏡」を教わる。本当の「野守の鏡」とは、昼は人、夜は鬼となって野を守る鬼神の持つ鏡であると、老人は語り姿を消す。里の男(アイ)が「野守の鏡」について語り、勤行を勧める。夜になり、山伏が祈っていると鬼神(後シテ)が鏡を持って現れる。鬼神は天上界から地獄、全宇宙の隅々までを鏡に映して見せ、大地を踏み割って消え失せる。
 前半では「はし鷹の野守の鏡得てしがな、思ひ思はずよそながら見ん」の和歌説話が語られます。「野守の鏡」の歌の話を静かに語る老人と、力強い動きを見せる鬼神は対照的ですが、どちらにも神秘的な雰囲気が漂います。世阿弥作。
                  
                                   解説 中司 由起子

令和7年度 奈良金春会演能会 予定日 
  4月20日(日)  6月29日(日)  10月19日(日)   
令和7年度 奈良金春会連合 謡曲・仕舞会 予定日
  7月27日(日)

  • 番組 (PDF/1.4 MB)
  • 【販売金額】
    4枚綴回数券 20,000円
    一般1回券   7,000円
    学生1回券   3,500円 ※

    ※ 鑑賞券は、学生券も含め、当館窓口でも販売いたします。
      学生券購入の際は学生証の提示をお願いいたします。
      また、公演当日に主催者より学生証の提示をお願いする場合がございますのでご了承願います。
  • 【問い合わせ先】
    電話:0742-33-9720(金春)
  • 【チケット販売所】
    ◎奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 電話:0742-27-2630(月曜休館)
    ◎奈良金春会 電話:0742-33-9720(金春)
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【終了】なら燈花会能(令和6年8月3日(土))

  • 2024年8月3日(土)
  • 午後0時30分開場 午後1時30分開演
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • 販売中

なら燈花会能 ~ 故 石原昌和を偲ぶ ~

  • チラシ (PDF/2.3 MB)
  • 入門講座チラシ (PDF/1.2 MB)
  • 【販売金額】
    一般 前売:5,000円 当日:5,500円
    学生 前売当日共:2,000円
    ◎全席自由席
  • 【問い合わせ先】
    奈良能 事務局
    電話:  0742ー24ー5171(不在時留守電対応)
    メール: npohoujin.naranoh@gmail.com 
  • 【チケット販売所】
    ■奈良能 事務局
      電話:  0742ー24ー5171(不在時留守電対応)
      メール: npohoujin.naranoh@gmail.com
    ■チケットぴあ:Pコード 526303(外部リンク)(別途手数料等必要です)
    ■出演者(チケット販売のご協力者)
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令和6年度 奈良金春会演能会(6月23日(日))

  • 2024年6月23日(日)
  • 午後0時半はじめ
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • 当館窓口販売中

令和6年度 奈良金春会演能会

能「実盛」(さねもり)
 加賀の国篠原(石川県)の里の男(アイ)が、他阿弥上人(ワキ)のもとへ向かう。男は、上人が念仏の時に独り言を言う訳を尋ねることにする。上人と供の僧(ワキツレ)が説法をおこなっていると、老人(前シテ)が聴聞に来るが、老人の姿は上人以外の人には見えない。老人はこの地で討死した斎藤別当実盛の幽霊と明かして、池のほとりに消え失せる。里の男が独り言の訳を尋ね、実盛の物語を語る。そこで上人が弔いをすると実盛の霊(後シテ)が老武者姿で現れる。霊は、討死した実盛の首を池の水で洗うと、鬢髭を染めた墨が流れ白髪に戻ったこと、実盛が錦の直垂で出陣をしたことを物語る。続いて、手塚太郎光盛に討たれた最期の有り様を見せ、さらなる供養を願う。
 老武者の心意気と悲哀を描いた修羅能です。実盛の幽霊が出現したという巷説をもとに作られたとされます。世阿弥作。

能「鍾馗」(しょうき)
 中国の終南山の麓に住む男(ワキ)が、皇帝に意見を申し上げるために都へ向かう途中、怪しい雰囲気の男(前シテ)と出会う。男は、悪鬼を滅ぼし国土を守護するという誓いを皇帝に伝えてほしいと頼む。問われるままに自らは鍾馗であると名乗り、進士の試験に落第して自殺したが、今はその執心を捨てて善をなすと言って姿を消す。山の下に住む男(アイ)が鍾馗の物語を語り、旅の男は鍾馗の供養をする。やがて鍾馗の神霊(後シテ)が宝剣を手に現れ、悪鬼を切り払う。
 世の無常を静かに語るクセと、後半の剣を振う豪壮な鍾馗の様子が見どころです。鍾馗は、病鬼を追い払った故事で知られる神であることから、日本でも、魔除けとして像が屋根等に飾られたり、端午の節句のモチーフになったりしています。
                  
                                   解説 中司 由起子

次回予告 
  7月21日(日)    連合謡曲仕舞会
 10月20日(日) 能「井筒」髙橋 忍    能「野守」金春 嘉織

  • 番組 (PDF/220 KB)
  • 【販売金額】
    四枚綴回数券 20,000円
    一般一回券   7,000円
    学生一回券   3,500円 ※

    ※学生券は当館窓口でも販売いたします。学生証の提示をお願いいたします。
    また、公演当日に主催者より学生証の提示をお願いする場合がございますのでご了承願います。
  • 【問い合わせ先】
    電話:0742-33-9720(金春)
  • 【チケット販売所】
    ◎奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 電話:0742-27-2630(月曜休館)
    ◎奈良金春会 電話:0742-33-9720(金春)
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【終了】令和6年度 奈良金春会演能会(4月21日)

  • 2024年4月21日(日)
  • 午後0時半はじめ
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • 当館窓口販売 4月2日(火) からの予定です

令和6年度 奈良金春会演能会

能「小袖曽我」(こそでそが)
 曽我十郎祐成(シテ)とその弟五郎時致(ツレ)が、家来の団三郎・鬼王(トモヅレ)を伴い登場。兄弟は、富士の裾野でおこなわれる源頼朝主催の巻狩で、父の敵工藤祐経を討とうと決意する。決行前に兄弟は母(ツレ)に会い、五郎の勘当を許してもらおうとする。十郎は乳母の春日局(アイ)に案内を乞い、母と対面。しかし母は五郎とは会おうとせず、再び勘当を言い渡す。立ち去ろうとした五郎を連れ、十郎は母を説得にかかるが今度は兄弟揃って勘当となる。二人は懸命に決意を述べ、母の情にすがりつつ泣く泣く退出する。ついに母は二人を呼び戻して勘当を解く。心を通わせた母子は門出を祝って宴を設け、名残を惜しむ。兄弟は勇む心を胸に、揃って舞を舞う。
 『曽我物語』には、十郎が母に小袖を乞う場面がありますが、現在の能にはありません。兄弟は「男舞」を相舞します。
 
能「西行桜」(さいぎょうざくら)
 都の西山に住む西行(ワキ)が、能力(アイ)に庵の花見禁制をふれまわさせる。しかし都の人々(ワキツレ)がやって来て花見をさせてほしいと頼むので、西行は仕方なく庵の桜の見物を許す。そこで西行は、心静かに桜を眺めることを妨げられたのは、桜のせいであると歌に詠む。すると夜、西行の前に老木の桜の精(シテ)が現れ、桜に罪はないと西行を諭す。精は都の名所の桜の美しさをたたえると、舞を静かに舞い(序ノ舞)、夜明けと共に消え失せる。
 老木の桜の精と西行が最後には心を通わせ、春の夜のひとときの出会いを惜しみます。
                  
                                   解説 中司 由起子

次回予告 
  6月23日(日) 能「実盛」金春 穂高   能「鐘馗」金春 憲和
  7月21日(日)    連合謡曲仕舞会
 10月20日(日) 能「井筒」髙橋 忍    能「野守」金春 嘉織

  • 番組 (PDF/952 KB)
  • 【販売金額】
    四枚綴回数券 20,000円
    一般一回券   7,000円
    学生一回券   3,500円 ※

    ※当館窓口でも学生券も販売いたします。学生証の提示をお願いいたします。
    また、公演当日に主催者より学生証の提示をお願いする場合がございますのでご了承願います。
  • 【問い合わせ先】
    電話:0742-33-9720(金春)
  • 【チケット販売所】
    ◎奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 電話:0742-27-2630(月曜休館)
    ◎奈良金春会 電話:0742-33-9720(金春)
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【終了】第30回(最終回) 金春康之演能会

  • 2024年5月12日(日)
  • 午後2時~5時
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • チケットについては下記「問い合わせ先」までお問い合わせ願います。
  • チラシ (PDF/1.7 MB)
  • 予習講座チラシ (PDF/1.0 MB)
  • 【販売金額】
    全席指定
    正面・・・・・・5,500円
    脇正面・・・・4,500円
    中正面・・・・3,500円
    学生・・・・・・2,500円
  • 【問い合わせ先】
    金春康之後援会事務局(10時~17時)
    TEL/FAX 0743-56-3169 
  • 【チケット販売所】
    金春康之後援会事務局(10時~17時)
    TEL/FAX 0743-56-3169

 

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